様々な精密機器等を製造するクリーンルーム内においては、静電気対策が非常に重要になっています。
今回開発した「マグファーレンコードK®」は、静電気対策の表面抵抗値が109〜1011[Ω](※1)
プラグからコネクターまでの全体に静電気防止機能を持たせることで、クリーンルーム内で使用する製品のコード類として最適であり、電源コードセットとして要求される難燃性もあり電気用品安全法にも適合しています。

現在、多くの電気製品が高性能になり、ハードディスクドライブや半導体を多数使用しています。これらの製品を製造する工場のクリーンルームでは、静電気対策とゴミの汚染対策が必要とされています。
特に、静電気障害による機器の不良をなくすために、クリーンルーム内の作業者が使う文房具からパソコンのキーボード、マウスまで全てのものを静電気防止処理されたものを使用する方向にあります。 しかし現在のところ、種々の測定器や機械等のコードまでは十分な静電気防止処理されておらず、コード類に導電性テープを巻いたりアルミホイルや導電性の袋等でカバーして使用している状況にあり、製造過程での不純物の混入等の危険性があります。

また、一部には静電気対策をしたコード類もありますが、静電気防止のために界面活性剤や導電性カーボンを使用しているため、以下の問題点により、静電気対策が十分ではありません。
界面活性剤は表面にブリードし周囲のものを汚染する可能性もあり、湿度の低いクリーンルーム内ではほとんど静電気防止効果がありませんでした。
また、導電性カーボンを使用したものは、摩擦等によりカーボンの脱落が起こり、クリーンルーム内のカーボン汚染の危険性があります。
また、電線被覆のみは静電気対策を行っていても、プラグ、コネクターまでも静電気対策を行っているものは多くありませんでした。
今回開発した「マグファーレンコードK®」は、最先端の特殊レジンを使用しており、樹脂素材自体に導電性があるために静電気を貯めないという性質をもっています。また、プラグとコネクターもこの特殊レジンで成形することで一体的な静電気対策が可能となっています。
その結果、湿度15%以下の湿度環境においても安定した静電気防止機能を発揮するだけでなく、素材や薬剤の剥離や脱落によるクリーンルーム内の汚染、製造製品の汚染もありません。
今後、携帯電話、PC、ナビゲーション、自動車、遊技機器、等に、より高性能な精密電子部品が使用される時代、全ての製造工程における静電気対策はより必要となり、そして将来は、住宅においても静電気対策が必要とされる時代になっていくことを考えると、電源コードセットにおいても信頼される静電気防止機能が要求されることとなります。今回開発された「マグファーレンコードK®」は全ての面において、それらの要求に十分応えられるものです。